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<浦和学院だより>初戦を想定し練習 速球対策の打撃徹底 きょう仙台育英戦

【写真】初戦に向けて最終調整する(右から)江口と小林=兵庫県宝塚市の宝塚医療大学グラウンド

 チームは6日、昨夏の選手権を制した仙台育英(宮城)と、大会第1日第3試合(15時40分開始予定)の1回戦で激突する。試合前日の5日は、兵庫県宝塚市の宝塚医療大学で約2時間の最終調整を行った。初戦に合わせ、15時45分頃から練習を開始し、夕方の暑さや風の吹き方など実戦を想定した環境で体を慣らした。

 ウオーミングアップとノックの後に、仙台育英の高橋、湯田、仁田ら左右の投手対策の打撃練習を実施。速球に対応できるよう、マウンドの1メートル手前からの左右の両投手と、150キロに設定したマシンなどを相手にバットを振った。

 選手らは、練習前に手銭コーチから伝えられた「上から(球を)つぶすイメージの打撃」を徹底。150キロを体感し「速いが対策はできてきた。コンパクトにフルスイングしたい」と4番西田。練習ではライナー性の打球が次々と中堅方向に飛び、好調さをうかがわせた。

 主将の江口は「みんなバッティングの調子が良いので、(6日は)打者で試合を決めたい」と笑顔で意気込む。良い雰囲気で前日練習を終え、準備万端整え初戦を迎える。

森監督「先制点取り流れを」須江監督「心身ともに集中が鍵」監督同士が対談

相手校の印象は。

 浦和学院・森「仙台育英の総合力を手本にチームづくりをしてきたのもある。目指してきたチームとやらせてもらえることを光栄に思う」

 仙台育英・須江「総合力がすごく高い。試合をつくれるピッチャーが何人もいて、打線も適応力、長打力があり、隙のない総合力のチームだと感じている」

警戒する相手の選手

 森「150キロが出る投手が何人もいるが、主軸で投げている高橋、背番号10番の湯田、特にこの2人」

 須江「左バッターに素晴らしいバッターが多い。小林、喜屋武、三井、この3人は打線の中でも特質な能力を持っている」

思い描くゲームプラン

 森「やはり投手力、継投のタイミングがキーになってくる。(県大会)決勝の徳栄戦では先制打を取れたのが大きかったので、先制点を取れるとよい」

 須江「体調を万全に、お互いの選手が持っているものを出し切れるような試合をしたい。ロースコアに持ち込む試合にできればと思う」

自チームでキーマンとなる選手

 森「昨年の選抜を経験している小林、喜屋武、この2人が初戦のキーになってくる。経験に勝るものはない」

 須江「特定の誰かはない。リードされた時にチーム全体が落ち着いてプレーできるかが大事」

勝敗の鍵は

 森「夕暮れ時のナイターで、打球が見えづらくなる。エラーや打球を見失ったり、何が起こるか分からない。甲子園の魔物も味方にして勝負したい」

 須江「守備で自滅しないこと。初日の第3試合は、開会式もあってコンディションが難しい。心身ともに集中して入れるかが鍵」

甲子園で3度目の対戦となる

 森「本当に縁を感じる。開幕日の第3試合で観客もすごい。勝敗もそうだけど、甲子園を楽しみたい」

 須江「100回大会は僕の初めての甲子園で手も足も出ずに負けた。あれが僕の高校野球のスタートになっている」

(埼玉新聞)

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