(27日・県営大宮ほか)
第3日は3球場で3回戦8試合が行われ、ベスト8が出そろった。
星野は越ヶ谷を3-1で破り、春、夏含めて初の8強に進出。エース左腕湯沢が完投した。浦和実はAシード聖望学園に5-3で競り勝った。同点の延長十回に小原の右越え適時三塁打などで2点を奪った。
ふじみ野はエース右腕高野が完封し、大宮南との投手戦を1-0で制した。Bシード浦和学院は左腕佐野が好投し、春日部東を4-1で下した。
4季連続の甲子園を狙うAシード花咲徳栄は開智を10-3、Bシード春日部共栄は春日部を8-1と、それぞれ七回コールドで下した。立教新座は川越工を3-2で破り、本庄第一は木村の4試合連続本塁打などで小鹿野を11-10で退けた。
28日の休養日を挟み、29日は県営大宮など2球場で準々決勝が行われ、4強が決定する。
浦学、危なげなく快勝 佐野好投でリズム
浦和学院が春日部東に快勝。五回から継投した左腕佐野の好投が攻撃にリズムを生んだ。森監督は「前半はリズムをつかみ切れなかったが、佐野が投げてから雰囲気が変わった」と言うように1-1の五回以降、3点を加点して試合を決定づけた。
先発した左腕清水も4回1失点と十分に試合は作った。六回に好走塁を見せた阿部や、七回から途中出場し、二塁打を放った本田など途中出場の選手も力を見せた。指揮官は「誰かに頼ることなく総合力で勝つ」と全員が集中力を保っていた。
3連覇へ着実にチーム力を蓄えつつある。主将の赤岩は「次は野手の打撃で投手を助けたい」と切り替えていた。
「地力の差」出直し誓う 春日部東
春日部東は前半こそ互角の勝負に持ち込んだが、浦和学院の2番手佐野を打ちあぐねた。冨沢監督は「強烈に勉強になった。地力の差です」と唇をかんだ。
好機はつくっていただけにもったいなかった。とくに追い込まれてから変化球への対応は課題が残った。主将の広瀬は「決め切る力が付かないと上にはいけない」と出直しを誓った。
(埼玉新聞)
試合結果 |
県大会3回戦 9月27日(市営大宮球場) | ||||||||||||
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
春日部東 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 1 |
浦和学院 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | x | 4 | 7 | 0 |
【浦】 | 清水、佐野-秋山 |
【春】 | 沼田、白畑、大和-原田 |
本 | 秋山(浦) |
二 | 本田、秋山(浦)高橋、福田(春) |
浦和学院打撃成績 | ||||
位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 |
⑤ | 矢野 | 2 | 2 | 0 |
③ | 杉山 | 2 | 1 | 1 |
④ | 家盛 | 3 | 0 | 0 |
⑨ | 蛭間 | 4 | 0 | 0 |
⑧ | 山本 | 4 | 0 | 0 |
⑦ | 米須 | 1 | 0 | 0 |
7 | 赤岩 | 1 | 0 | 0 |
H | 小町 | 0 | 0 | 0 |
R | 阿部 | 0 | 0 | 0 |
7 | 本田 | 1 | 1 | 0 |
② | 秋山 | 4 | 3 | 3 |
① | 清水 | 1 | 0 | 0 |
1 | 佐野 | 2 | 0 | 0 |
⑥ | 森川 | 2 | 0 | 0 |
計 | 27 | 7 | 4 |
投手成績 | |||||||
TEAM | 選手名 | 回 | 被安打 | 奪三振 | 四球 | 死球 | 失点 |
浦和学院 | 清水 | 4 | 5 | 2 | 1 | 0 | 1 |
佐野 | 5 | 2 | 7 | 0 | 0 | 0 | |
春日部東 | 沼田 | 5 | 3 | 2 | 2 | 1 | 2 |
白畑 | 2 2/3 | 4 | 1 | 1 | 0 | 2 | |
大和 | 1/3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |