来春の第93回選抜大会につながる秋季県高校野球地区大会の組み合わせ抽選会が2日、東西南北の4地区で開かれ、計144チーム(東部36、西部37、南部40、北部31)の対戦カードが決定した。大会は東西南部の3地区で5日、北部が7日に開幕する。
組み合わせは、各地区の新人大会が中止となったことから、シードは設けずにフリー抽選で実施。地区大会、県大会ともに、新型コロナウイルスの感染を防止するため、試合は原則、保護者らを含めて無観客で行われる。ただし、部員のみスタンドで観戦を許可。夏季埼玉県高校野球大会は選手の体力を考慮して7イニング制で実施したが、今大会から通常の9イニング制に戻る。
4地区の各組を勝ち上がった計40チームが、県大会に進出。県大会の組み合わせ抽選会は18日に行われ、20日に開幕する。決勝は29日に実施。上位2チームが、関東大会(10月24日~11月1日・千葉)に出場する。
夏季埼玉県高校野球大会で、春夏秋を通じて県大会初制覇を果たした西部の狭山ヶ丘はH組に入り、1回戦で川越と対戦。同大会で準優勝した東部F組の昌平は、同大会の東部地区大会決勝を争った鷲宮と1回戦で激突する組み合わせとなった。
今夏の県4強で南部A組の浦和学院は、大宮と埼玉栄の勝者と初戦の代表決定戦を争う。夏の県ベスト4で北部H組の正智深谷は、1回戦で鴻巣との顔合わせ。昨秋の県大会王者で連覇を狙う東部I組の花咲徳栄は、1回戦で三郷工技の挑戦を受ける。
(埼玉新聞)