際立った浦和学院の強さ 埼玉大会を振り返って

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【写真】ガッツポーズをする浦和学院の選手たち(朝日新聞埼玉版)

 156チームが参加し、浦和学院の連覇達成で幕を閉じた埼玉大会。選手たちは大舞台で実力を発揮し、歴史的な記録も生まれた。

 浦和学院のエース小島和哉(2年)が、埼玉平成との準々決勝で史上3人目となる完全試合を達成。春日部の橋本龍之介(3年)、花咲徳栄の関口明大(3年)は、無安打無得点試合を成し遂げた。3投手はいずれも球に球速表示以上の威力があり、制球が抜群だった点が共通する。バックの好守が快挙達成を後押ししたのも見逃せない。

 また、本庄一の平良チアゴ(3年)は常時140キロ前後の球速を計測。ノーシードから8強入りの原動力になった埼玉平成の佐々木誠太(3年)は、縦のスライダーに切れ味が光った。春日部共栄の西沢大(3年)は気迫を前面に出す投球が印象的だった。

 初の決勝進出で、甲子園に一歩及ばなかった川越東。チームは決勝戦でも力強い打撃を見せ、浦和学院のエース小島から9安打を放ち、持ち味を発揮した。

 今回も私学の強さが目立ったが、16年ぶりに4強入りした市川口の快進撃は公立勢に勇気を与えた。また、浦和学院に準決勝で惜敗した聖望学園はエース川畑諒太(3年)が好投。寺田和史(3年)や中村郁人(2年)ら主軸は頼もしいスイングを見せた。

 出場チームがしのぎを削るなか、選抜優勝校・浦和学院の強さは際立っていた。エース小島を中心に7試合の失策は1。相手に主導権を握らせない守備の堅さ。接戦になっても常に落ち着いていた。勝ち進むごとに打線は上向き、1県1代表になった1975年以降の決勝では新記録となる16得点をたたき出した。2年連続12回目の優勝を果たした勝ちっぷりは、甲子園での活躍を十分期待させる内容だった。=敬称略

(朝日新聞埼玉版)

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