浦和学院、熊谷工にコールド勝ち　帽子デザイン一新「新しい浦学見せたい」

　甲子園に出場した浦和学院は、県大会の初戦を６回コールドで突破した。背番号１のエース宮城誇南投手（２年）が、甲子園後は初となる公式戦に先発。４回を無安打無失点に抑えた。新チームから指揮をとる森大監督（３０）は「調子はまずまずでしたが、直球を中心によく投げていた」と話した。

　新チームから指揮をとる森監督の発案で、帽子のデザインを一新。金色で「G」の花文字が刺しゅうされた丸帽子となった。地区予選からユニホームはアイボリー色のオールドスタイルを採用しており、帽子はこの日から着用した。監督は「アイボリーのユニホームに、ゴールドの刺しゅうが映えると思う。みんな野球少年みたいに見えますね」と笑顔だった。

　宮城は、久しぶりの大宮公園野球場のマウンドに「投げやすかったです。直球をテーマに投げていて、直球で空振り三振が奪えたのでよかった」と振り返った。甲子園後から体力づくりに着手し体重は２～３キロ増。８月末に行った東海大菅生との練習試合では、完投した。「疲れてきた時に、どう投げるか。いい勉強になった」という。

　投打がかみあい、県大会は６回コールド発進。新チームで公式戦初出場した八谷晟歩主将（２年）は「新しい浦学を見せたい。一戦必勝で、まず県大会を制したい」と意気込んでいた。

（日刊スポーツ）

浦和学院エース宮城、4回無安打投球でコールド勝利に貢献「小島さんは目標であり尊敬する投手」

４回無安打零封と好投したエース宮城

　浦和学院のエース・宮城誇南（こなん、２年）が４回を１四球だけの無安投球でコールド発進に貢献した。新チームの公式戦初登板でしっかり結果を出し「秋は１人で投げられる体力をつけながら、攻める投球をしたい」と意気込んだ。

　今夏の甲子園２回戦、日大山形戦にも４番手で登板。１回２／３を無失点に抑えたが、当時から背番号１をつけていた以上、満足はしていない。先月３１日の練習試合では東海大菅生（西東京）に３失点完投勝利。「体重も１カ月で２、３キロ増えました。筋肉だと思います」と笑った。

　昨日、同校ＯＢで１３年センバツＶ腕の小島和哉（２５）がプロ初完封を達成した日本ハム戦をテレビで見守った。「雲の上の存在だけど…。同じ左腕として目標であり、尊敬する人です」と照れくさそうに話した。

　チームは今秋から指揮を執る森大新監督（３０）の下、夏春連続の甲子園出場へ突き進もうとしている。この日は帽子の「花文字＝Ｇ」を森士（おさむ）前監督時代の銀色から金色に新調して臨んだ。左ひざ打撲から実戦復帰した八谷晟歩主将（はちや・せいほ、２年）は「新生・浦学として目前の試合に１戦必勝して、県大会制覇、センバツを目指したい」と声を大にした。

（スポニチ）

関東大会は1週間延期

　関東地区高校野球連盟は１９日、茨城県内で開く第７４回秋季関東地区高校野球大会の開幕を１週間延期すると発表した。１０月３０日開幕、１１月７日決勝とする。茨城県内の予選が、県の新型コロナウイルス対策の影響で延期されていることを受けた措置。

　茨城県は独自の感染拡大防止策として８月に「非常事態宣言」を出し、部活動を禁止するなどした。２０日以降、部分的に解除されるが、この影響で関東地区大会に向けた県内の予選開始は９月から１０月に延期されている。同連盟は、練習不足によるけが防止の必要性などを考慮し、同大会の延期を決めた。

　同大会は当初、１０月２３~３１日の予定だった。延期後の試合日は１０月３０、３１日、１１月２、６、７日で、茨城県土浦市と水戸市の球場を使う。組み合わせ抽選会は予定通り１０月７日に開くが、代表が決まっていない茨城は代理抽選とし、抽選結果は茨城の代表決定後に発表する。

試合結果

秋季県大会・2回戦（9/20・県営大宮）

打撃成績

投手成績

チーム成績