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浦和学院、立教新座にコールド勝ちで決勝進出 全国選手権埼玉大会

【写真】決勝進出を決めスタンドに笑顔で走り出す浦和学院ナイン

 (24日・県営大宮)

 第11日は準決勝2試合を行い、Aシードの浦和学院と花咲徳栄が決勝に駒を進めた。決勝進出は浦和学院が3年ぶり22度目、花咲徳栄が2年ぶり11度目となる。両校が決勝で対戦するのは3年ぶり。

 浦和学院はBシード立教新座に9-0で七回コールド勝ちした。一回に無死満塁から内藤の内野ゴロ、伊藤の適時打、法量の犠飛で3点を先制。二回以降も着実に加点した。先発西村は6回2安打8奪三振で無失点と相手に反撃の隙を与えなかった。

 花咲徳栄はBシード昌平を6-3で退けた。三回に押し出し四球で先制し、四回には岩井の2点二塁打で加点。その後も小刻みに得点した。先発黒川は六回に4連打などで3点を献上したが、失点はこの回のみ。9回143球の力投でリードを守った。

 決勝は26日、午前10時から県営大宮球場で実施される。浦和学院は3年ぶり16度目、花咲徳栄は2年ぶり9度目の頂点を争う。

先制意識 完勝へ道筋

1回表浦和学院1死二、三塁、伊藤が右前適時打を放つ。中川-仙波バッテリー

 浦和学院は今春の準決勝で九回まで戦った立教新座を、今度は難なく七回コールドで退けた。成長を感じさせる内容に、「決め切るところで1点ずつもぎ取る野球を体現してくれた」と森監督。盤石の試合運びで、秋春に次ぐ3季連続の決勝へ駒を進めた。

 「初回の攻撃でリズムに乗れたからこの点差になった」(森監督)。一回、先頭打者の玉榮から3連続四死球で満塁とすると、内藤のニゴロ、伊藤の右前打、法量の左犠飛で3点を先取。春から意識し続けた「先制点」を奪い、序盤で優位に立った。

 勢いづいたチームは三回に1死一、二塁を築き、打席には3戦ぶり先発出場の松井。2ストライクから二塁走者内藤がスタートを切るのが打席から見え、「絶対に逆方向に転がす」と外角のボール球にバットを伸ばす。右前打で内藤を生還させ「役目を果たせてうれしい」と笑みがこぼれた。この日の安打9本は全てが単打。打つ以外の部分も光り、大量得点につながった。

 守っては先発西村を中心に反撃の隙を与えず無失点。女房役の玉榮は「内角や緩急を使って打者に的を絞らせなかった」と相手打線を2安打に抑え込んだ配球に胸を張る。これでチームは4試合連続、3回戦の四回から29イニング無失点となり、圧倒的な投手力、守備力を示し続けている。

 決勝の相手は花咲徳栄。秋の決勝で敗れ、春の決勝では勝利したが、力は拮抗している。就任以来3度目の夏の決勝に挑む指揮官は、「相手は全国クラスのチーム。何が起こるか分からない」と警戒する。集大成の夏で積年のライバルを破った先に、3年ぶりの聖地が待っている。

伊藤、納得の一打 勢い加速

 チームを勢いづけたのは、5番伊藤のバットだった。内野ゴロの間に先制後、なお一回1死二、三塁。「試合前から、初回の攻撃を意識していた。何とか1点を取るつもりで打った」と狙っていた外角のスライダーを右前に運び、追加点を奪った。

 六回には、立教新座の守備の隙を突いたバント安打で出塁。「今年のチームは超攻撃的。打ちたい気持ちもあるが、打線として機能するために、やるべきことをやる」と、状況に応じた役割に徹した。

 夢舞台まで、あと1勝。背番号6は「マネジャー含め全員野球で勝ってきた。決勝でも自分たちの野球を最大限発揮する」と気を引き締めた。

脱力で打者翻弄 6回無失点 二刀流の西村

 投打の二刀流の西村が、この日は「投」で魅せた。最速149キロを誇る右腕は5種類の変化球を駆使して脱力投法を意識。6回を2安打無失点と好投した。一回こそ逆球を右翼フェンスまで飛ばされる二塁打を許したが、その後は「低め意識」の抜群の制球力で、相手打線をわずか2安打に封じた。

 同じ失敗は繰り返さない―。3点の援護を受け、強い決意でマウンドに立った一回。「絶対にリベンジしたい相手」。打席には昨秋の新人戦で豪快な一発を浴びた立教新座の1番三ツ橋。「球速、コントロール、変化球の全てが一段階レベルアップした」と確固たる自信を胸に、あの時と同じ直球勝負で、三振に切って取り、勢いに乗った。

 圧倒的な投手力を誇る今チームの中で、ライバルに負けじと今冬には投球フォームの改善に着手。体が開く悪癖があったが、上半身と下半身の捻転差を出すことでねじれをうまくつくれるようになった。「相手にとって打ちづらいフォームになったと思う」。手応えを得た投球術で、打者を翻弄し続けた。

 今大会、打者としては計6打点を挙げ、投手では13回無失点と投打で輝きを放つ背番号9。現チームで初めてたどり着いた夏の決勝へ「準備はできている」と、言葉も力強かった。

(埼玉新聞)

浦和学院は立教新座にコールド勝ちで決勝進出 プロ注目の4番・内藤蒼は3打点

6回表浦和学院1死満塁、内藤蒼は適時打を放ち笑顔で一塁に向かう

 浦和学院は準決勝で立教新座と対戦。七回コールド勝ちで決勝進出を決めた。

 一回に3四球で無死満塁とし、4番・DHで出場した内藤蒼捕手(3年)の二ゴロの間に先制。そのあと右前打、犠飛で3点のリードを奪った。二回に1点、三回に2点を加え、六回には1死満塁で内藤が左前に適時2点打を放って突き放した。打線は9安打で9点を奪った。先発右腕・西村虎龍投手(3年)が6回2安打無失点、無四球8奪三振と好投した。

 3年ぶり22度目の決勝進出。内藤は「(六回の)タイムリーは、相手はエースで外野フライでもいいと思っていて、スライダーで結果が出た」。一回の好機は逆方向に二ゴロで先制点とし、計3打点に笑顔を見せた。

 森大監督は「安打数と得点が同じ。機動力、小技を駆使しながら、1点ずつもぎとろうといってきたことを体現してくれた。西村は、昨年秋の立教新座戦で悔しい思いをしていた。ストレートがコントロールできていて、変化球もよかった」と振り返り、「決勝は(就任して)3度目。何が起こるかわからないので、これから準備していく」と話した。

(サンスポ)

春王者・浦和学院、無三振打線で6戦連続コールド 決勝進出

6回裏立教新座の攻撃を抑えガッツポーズする西村虎龍

 春の王者、浦和学院が立教新座を9-0で下し、今大会初戦から6試合連続コールド勝ちで決勝へ進出した。

 初回、先頭から3者連続四死球で無死満塁の好機をつくると、4番DH・内藤蒼捕手(3年)の内野ゴロの間に先制。さらに1死二、三塁から5番・伊藤漣内野手(3年)が右前へ適時打を放って1点を追加すると、続く6番・法量章太郎(2年)の適時打でもう1点を奪い、この回3点を先制した。

 6-0で迎えた6回には1死満塁から内藤が右前へ2点適時打を放ち、試合を決定づけた。内藤は初回も最低限の仕事で先制点を挙げ、「4番としてチームのバッティングができた。ホームランよりも、まず先制点を取ることが大事だと思っている」と納得の表情。チームは相手投手を相手に一度も三振を喫せず、鋭い選球眼と粘り強い打撃で春の王者の底力を示した。

 先発した西村虎龍投手(3年)は、18日の城北埼玉戦で7回参考ながらノーヒットノーランを達成した勢いそのままに、6回2安打8奪三振無失点。「ストレートとスライダー、ツーシームを低めに集めることができた」と振り返り「良い流れで決勝に入れる」と手応えを口にした。

 森大監督(35)は「初回から攻撃陣が機能し、良いリズムで大量点につながった。ヒット数は大きく変わらなくても、機動力や小技で1点ずつ積み重ねられた」と評価。西村についても「球速だけでなく、変化球をコースに投げ分けられる総合力の高い投手に成長した」とたたえた。

 大会前、「失点数を減らしたい」と課題に挙げていた投手陣は、この日も零封し、6試合でわずか2失点。「全ては夏のために」。森監督が春から掲げ続けてきた言葉が、いよいよ現実味を帯びてきた。

浦和学院・西村虎龍、新人戦の雪辱果たす「良い流れで決勝に」6回8K無失点

 浦和学院の西村虎龍投手(3年)が、新人戦の雪辱を果たす快投を披露した。初戦から6試合連続コールド勝ちに導き、決勝進出を果たした。

 6回2安打8奪三振無失点。18日の城北埼玉との4回戦で7回参考ながらノーヒットノーランを達成した右腕が、この日も春王者のマウンドを支えた。

 西村には忘れられない一打があった。昨年の南部地区新人戦決勝。立教新座の三ツ橋柚羽外野手(3年)に真っすぐを打たれ本塁打を浴びた。「ストレートを見せて抑えたいと思っていた」。雪辱を胸に臨んだこの日は、得意のスライダーとツーシームに加え、最速149キロの直球を武器に、三ツ橋を封じ込めた。新人戦当時141キロだった直球は、この1年で8キロも球速が上がった。「力まず、自分のボールを信じて腕を振ることを意識してきた」。成長の証しを示した西村は「良い流れで決勝に入れる」と頂点へ視線を向けた。

(日刊スポーツ)

浦和学院3年ぶりの決勝進出 7回完投した西村「今日はコントロールが良かった」新人戦の本塁打被弾のリベンジも果たす

3回裏立教新座の攻撃を抑え笑顔で指さす西村虎龍

 2023年以来、3年ぶりに夏の甲子園出場を狙う浦和学院が立教新座を下し、決勝進出を決めた。

 浦和学院の先発・西村虎龍投手(3年)は6回を投げ2安打無失点。7回参考ながら、ノーヒットノーランを達成した城北埼玉との4回戦(18日)以来の登板となったが、8奪三振の好投だった。

 「今日はコントロールが良かった」と白い歯を見せた西村だが、この日の一戦はリベンジに燃えていた。2025年の新人戦で対戦。チームは勝利したものの、西村は三ツ橋柚羽外野手に本塁打を浴びた。当時の球速は最速141キロだったが、変化球もコントロールも全体的にレベルアップさせ、148~9キロほどまで伸びたという。「まっすぐを見せて抑えたいと思っていた」と西村。初回の第1打席は空振り三振、3回の第2打席は左飛に仕留めた。森大監督(35)も「悔しい思いをしたと思うので、前とは違うというところをナイスピッチングで見せていた」と評価した。

 夢の聖地まであと1勝。「まだ一度も甲子園に立ったことがないからこの夏にかける思いは強い。守備で良い流れを持ってきて攻撃にもつなげていけたら」と西村。指揮官が勝負の鍵とした「凡事徹底」を極め、26日は花咲徳栄との決勝戦に挑む。

(スポーツ報知)

一糸乱れぬ伝統の整備隊 浦和学院の12人「全員野球」体現

試合前にグラウンドを整備する浦和学院の部員たち

 試合前、一塁側のグラウンドに12人の浦和学院の野球部員が出てきた。「整備隊」だ。腰を低く落とし、一糸乱れぬ動きで整備道具のトンボをかけ、グラウンドを平らにならしていった。

 全員で動きをそろえるのは、「全員野球」を体現するためだ。低い姿勢を保つことで脚の筋肉を鍛えるトレーニングの側面もあるという。埼玉県高野連の岡村健二専務理事は「短い時間で効率よくできている。見本になる整備」と話す。ユーチューブでも紹介動画が流れるほどだ。

 「整備で流れを作る」。部員の鈴木大翔さん(2年)は、モットーをそう語る。腰を低く落とすことができることが評価され、整備隊に選ばれたという。「浦和学院の整備は伝統なので、誇りに思っています」と笑顔を見せた。

(朝日新聞埼玉版)

試合結果

全国選手権埼玉大会・準決勝(7/24・県営大宮)

TEAM123456789計HE
浦和学院3120021  991
立教新座0000000  021
(7回コールド)
【浦】西村、日高-玉榮、内藤
【立】中川、前林、山口、筒井-仙波
二赤沢、三ツ橋(立)

打撃成績

 浦和学院
位置選手名打数安打打点
②玉榮322
R蜂巣000
9西村000
③藤澤410
⑦鈴木100
DH→2内藤313
⑥伊藤321
④法量311
⑨松井311
1日高000
⑤金谷201
⑧城間210
計2499
 立教新座
位置選手名打数安打打点
⑧三ツ橋310
⑦安田300
⑤赤沢310
②仙波300
③梶川300
⑨小沢200
DH井上200
④穂坂100
H4南原100
⑥塚田200
計2320

投手成績

 浦和学院
選手名回安打三振四球死球失点自責
西村6280000
日高1000000
計7280000
 立教新座
選手名回安打三振四球死球失点自責
中川3404166
前林1000200
山口1001000
筒井2502032
計7907398

チーム成績

TEAM攻撃守備
三振四死球犠打盗塁残塁失策併殺
浦和学院01041810
立教新座8000212
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