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◇2013年選抜優勝、2015年選抜ベスト4と黄金期に入りつつある浦学のつながり

 関東地区では強さが際立っており、常に甲子園に出場している強豪・浦和学院。今や甲子園には当たり前に出場しており、近年で春秋どちらも出場しなかったのが2009年、2010年、2014年ということを考えれば、驚異的な強さである。1点差でも、10点差でも負けは負け。勝つために野球、私生活まで徹底している浦和学院のつながりについて調べてみた。

◇甲子園出場は通過点。甲子園優勝が最大の使命

 2008年は、夏の甲子園に出場。この時は、チームを引っ張ったリードオフマンの坂本一将、投手では2枚看板として中学時代、松本南リトルシニアで全国優勝を果たした高島政信と、森土監督の息子さんである森大が主戦として投げてチームを引っ張った。残念ながら初戦で横浜と対戦し1点差で敗れるが、個々の能力が非常に高い選手達であった。

 そして2010年、後にプロ野球へ進んだ南貴樹、エースナンバーをつけた阿部良亮が好投手として注目度が高い年でもあった。捕手には久保翔平という森監督が絶対的に信頼する捕手の存在により、春季大会は関東大会優勝を果たし、甲子園出場が有力視されていたが、最後の夏は本庄第一に敗れ、甲子園出場は叶わなかった。またこの年、ユニフォームを現在のユニフォームに変えた。関東大会限定のものだったが、選手から好評を得て、現在のユニフォームに落ち着いている。

 2011年は選抜甲子園に出場。明治神宮大会で準優勝した鹿児島実と対戦。主力として、1番打者の日高史也や主将の小林賢剛が中心となって活躍したものの、試合は5対3で初戦敗退となった。夏は花咲徳栄に準決勝で敗れて甲子園出場はならず。

 翌年はライバル校に敗れた悔しさを糧に春夏連続で甲子園に出場。2年生からエースナンバーを背負っていた佐藤拓也が3年生となり投手はもちろん、打者としても素晴らしいセンスで活躍した。中軸打者として笹川晃平、主将としてチームを引っ張った明石飛真、捕手としてチームを支えた林崎龍也などが中心となって活躍。春は優勝した大阪桐蔭を最後まで追い込んだ。

 浦和学院の歴史が変わった2013年度は春のセンバツで初優勝を達成。決勝では済美の好投手・安樂智大を攻め立て17点を奪って優勝。打撃力が際立った代だった。夏の埼玉大会で完全試合を達成した2年生エースの小島和哉、先頭打者の竹村春樹、中軸打者の髙田涼太、山根佑太などがいた。特に4番を打っていた髙田は選抜で3本の本塁打を打つなどして大活躍。勢いをそのままに夏も甲子園に出場。春夏連覇をかけて上林誠知擁する仙台育英と対戦したが、打撃戦の結果10対11で惜しくも敗れてしまった。大黒柱の小島が制球に苦しんでしまい浦和学院としては悔いの残る試合になった。

 翌年も小島が新チームのエースとして残り、期待がかかった。しかし夏の大会では思うような結果が出せずに3回戦で川口に敗退している。

 最後に今年度。新チームが始まってからの強さは抜群。凄みはないが投球術に長けている左腕・江口奨理、下級生から試合出場している諏訪賢吉、主将の津田翔希、4番の山﨑滉太を軸に秋季関東大会優勝、出場した神宮大会では仙台育英に敗れるが準優勝。自信を持って臨んだ選抜では準優勝した東海大四に接戦で惜しくも負けてしまいベスト4。そして推薦出場として臨んだ春季関東大会でも圧倒的な力の差をみせつけて2季連続で関東大会で優勝した。

 控え選手も能力がある選手が多いことから、今年度の浦和学院は手をつけられないぐらいの強さを持っている。近年稀にみる総合力をもったチームであり、今年度は非常に期待されていることは間違いない。

 学年が変わっても毎年強さを維持している浦和学院。3年生は引退した後も活動し、練習に参加。後輩達の練習を手伝うことが良い伝統となっている。現役生達にとっては大きな存在であるわけだ。日本でもかなり厳しい練習を行っているという浦和学院だが、3年間日本一という目標に向けて妥協せず取り組んでいるところが浦和学院の最大の強さである。

◇2009年卒~2015年卒までの浦和学院OB

 強豪校として、名を轟かせている浦和学院。この時代に活躍した選手達を見てみよう。

■2009年卒
・坂本一将(東洋大―セガサミー)
・森大(早稲田大―三菱倉敷オーシャンズ)
・高島政信(東洋大卒)

■2010年卒
・真島健(東京国際大―新日鐵住金鹿島)

■2011年卒
・南貴樹(元福岡ソフトバンクホークス)
・阿部良亮(東洋大―日本通運)
・久保翔平(東洋大)

■2012年卒
・日高史也(日本体育大)
・小林賢剛(東洋大)

■2013年卒
・佐藤拓也(立教大)
・笹川晃平(東洋大)
・林崎龍也(国士舘大)
・明石飛真(東洋大)

■2014年卒
・髙田涼太(立教大)
・竹村春樹(明治大)
・山根佑太(立教大)
・山口瑠偉(東洋大)

■2015年卒
・小島和哉(早稲田大)

(高校野球ドットコム)

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