日本、4連勝で1位通過　竹村、コールド決める2点打　18U・W杯

　野球の１８歳以下（１８Ｕ）ワールドカップ第３日が３日、台湾で開催され、日本代表はチェコ代表に１５対０で６回コールド勝ちを収めた。これで日本は１次ラウンド４連勝で２次ラウンド進出を決めた。

　日本は初回にキャプテン・森友哉（大阪桐蔭高）のセンター前タイムリーで幸先良く先制点を奪うと、２回に打線が爆発。吉田雄人（北照高）のセンター前タイムリーを皮切りに、打者１１人の猛攻で６得点を挙げた。さらに３回、４回と得点を重ねると、６回に途中出場の竹村春樹（浦和学院高）の２点タイムリーで１５点を挙げ、大会規定によりコールド勝ちとした。

　投げては先発の高橋由弥（岩国商高）、夏の甲子園優勝投手・高橋光成（前橋育英高）、田口麗斗（広島新庄高）のリレーで、チェコ打線を１安打、１１奪三振と寄せ付けず、完封した。

　日本代表は１次ラウンド全勝を懸け、日本時間４日１３時３０分から、前回大会準優勝のカナダと対戦する。

（スポーツナビ）

◇第１ラウンド

チェコ
００００００　＝０
２６１４０２ｘ＝15
日本
（６回コールド）

【日】高橋由、高橋光、田口－若月
【チ】ボハンカ、ゴレッキー－VAVRUSA

【日本先発メンバー】
１（中）吉田（北照）
２（左）熊谷（仙台育英）
３（指）森友（大阪桐蔭）
４（三）内田（常総学院）
５（一）園部（聖光学院）
６（遊）渡辺（東海大甲府）
７（二）逸崎（明徳義塾）
８（捕）若月（花咲徳栄）
９（右）岩重（延岡学園）

先発投手　高橋由（岩国商）

◇浦学選手の成績

　竹村選手はベンチスタート。５回表、６番渡辺（東海大甲府）に代わりショートに入った。

　６回裏、２死満塁から右越え二塁打を放ち、２点を追加。竹村の一打でコールドを決めた。１打数１安打２打点の活躍。これで３試合連続ヒット。通算打率４割４分４厘。

◇試合経過

【１回表チェコ】

　日本先発は高橋由。１番、チェンジアップで空振り三振。２番、遊ゴロ失策。３番、二ゴロ併殺打で無得点。

【１回裏日本】

　チェコ先発は右腕ボハンカ。１番吉田、二ゴロ。２番熊谷、左前安打（二盗成功）。３番森友、中前適時打で１点先制（送球間に二進→けん制死）。４番内田、四球。５番園部、四球。２死一、二塁。６番渡辺、四球。２死満塁。７番逸崎、押し出し四球で２点目。８番若月、三ゴロでチェンジ。

【２回表チェコ】

　４番、チェンジアップで空振り三振。５番、二飛。６番、スライダーで空振り三振。

【２回裏日本】

　９番岩重、遊撃内野安打→二盗成功。１番吉田、中前適時打で３－０。２番熊谷、左二塁打で無死二、三塁。３番森友、右前適時打で２者生還。５－０。４番内田、三振。５番園部、三振。６番渡辺、右前安打で２死一、二塁。７番逸崎、一ゴロ失策で満塁。８番若月、三塁線を破る適時打で２者生還、７－０。９番岩重、三塁線破る適時二塁打で８－０。１番吉田、右飛で攻撃終了。

【３回表チェコ】

　７番、二ゴロ。８番、スライダーで空振り三振。９番、スライダーで空振り三振。５個目。高橋由は３回までノーヒット。

【３回裏日本】

　チェコは２人目の右腕ゴレッキーが登板。２番熊谷、右飛。３番森友、左前安打。４番内田、中飛。５番園部、右前安打で２死一、二塁。６番渡辺、右中間への適時二塁打で９－０。７番逸崎、二ゴロで１点止まり。

【４回表チェコ】

　日本は夏の甲子園優勝投手、前橋育英・高橋光が登板。１番、初球１３８キロ直球で投ゴロ。２番、フォークボールで空振り三振。３番、フォークボールで空振り三振。

【４回裏日本】

　８番若月、遊ゴロ。９番岩重、中前安打。１番代打上林、三塁線を破る左二塁打。１死二、三塁。２番熊谷、中犠飛。１０－０。３番代打森龍、中前適時打で１１－０。４番内田、中前適時打で１２－０。５番奥村、左中間への適時打。一塁から内田が生還し１３－０。６番渡辺、中飛。

【５回表チェコ】

　４番、スライダーで空振り三振。５番、左飛。６番、右前安打。チェコはこれが初安打。７番、一ゴロで無得点。

【５回裏日本】

　７番逸崎、四球。８番若月、二ゴロ併殺打。９番岩重、一飛。３者凡退で５回コールドはできず。